牛にとって、エネルギーとなるものは、
①炭水化物
②脂肪
③蛋白質です。
エネルギーの計算式は、
1)飼料(総エネルギー)- ふん(の中に含まれるエネルギー)=可消化エネルギー
↓
2)可消化エネルギー - 尿とメタン=代謝エネルギー
となります。
簡易的には、総エネルギーの7〜16%が尿やメタンとして、失われるエネルギーということになりますので、摂取した食べ物の内、10%前後は失われるエネルギーと言えます。
食べた分全てを吸収しているわけではありません。
しかし、牛が「食べる」ことにおいて、ほぼ100%が畜産物として循環していることになります。
度々、環境負荷の問題を提起されることがありますが、牛は畜産物として非常に優れた、効率の良い食べ物なのです。