マグネシウム(Mg)は牛のどの部分に存在しているでしょうか?
A.65〜70%が骨の中に存在しています。
マグネシウムの作用は、体内で酵素の活性化や神経伝達、骨の形成における重要な役割を果たしています。
マグネシウムは粗飼料(草)から吸収されにくく、主に濃厚飼料(配合飼料)から吸収されます。
つまり、放牧されている牛はマグネシウムが欠乏しやすいです。
マグネシウムが欠乏すると「グラステタニー」という疾病が起こります。
これは、痙攣や食欲減退、歩行異常が起こり、老齢牛の場合は、最悪死亡します。
寒い時期に、ストレスと窒素とカリウムのコンボで多発しやすいので特に注意が必要です。
馴染みがない分、気をつけたいですよね。